難波ベアーズ、コンテニュー
当日、朝8時にギューンカセットで目が覚めた。
11時にまたスタジオパズルを予約していたのでまだ少し時間があった。
とても良い天気だったので、玄関先で昨日使えなくなったキャリーを修理した。酔ってなければすぐ出来る。この時僕はSNSに「壊れやすいものは治しやすい」と投稿したが嘘である。真っ赤なウソで大ボラです。どうしたって戻らない、儚い、取り返しのつかない事は山の様にあり、そこから川を作り海へと戻る。
その中を生物は泳ぎ、傷をつけ合うのだ。何の話をしているのか?
わからないけどふとむなしくなったので大きく俯瞰してみただけだ。
スタジオで皆と合流し、出来る限りの練習をした様に思います。
この時、別スタジオにて本日共演のバンドの人が2人だけで練習していた。ギターとピンボーカルの2人だけでやっていてとても良い影響受けました。どんな状態であろうと練習は出来る。
ベアーズに到着すると僕達が誰よりも早く来ていた。時間を見誤った。
しかしすぐに顔を知った方々が来てくれて安心しました。
この日共演のノイズユニットのお二方と会うのにドキドキしていた。
もう多分20年以上大好きでこんな日がホントに来るなんて、、と思っていたので緊張していたのですね。
難波ベアーズはいつもそういう緊張がある。
感想は敢えて書きませんがとても素晴らしい全てのバンドが終了し、何だか大変な思いや、気持ち、楽器を持ち帰ってきました。
続、難波ベアーズ
5月18日晴れ、
翌日の演奏の為に、夕方から大阪へ向かう。
特段、用事もないが落ち着かないので早く移動を済ませたかった。
駅構内で目を落とす為の本を買い、新幹線にて。
前から後ろに去って行く景色は数万種類の緑色で読んでいる本の世界を
後押しした。ように思う。
大阪に着くと早速スタジオパズルにて個人練習。前もって予約しておけば良いのだけれど、1人で行動するとどこまででも適当になれる。故に、1時間しか空いてなかった。
ベアーズの黒瀬さんがちょうど、仕事終わりなら相手してくれるとの事で難波へ向かう。難波って場所変わりませんでしたか?僕が道を間違うはずがないので絶対移動してると思った。どうしようもないので人に道を尋ねてみたり。
僕が住んでいる地域と話すイントネーションが違うのでついつい楽しくなって何人にも聞いた。やってる事がナンパと変わらなくなってきたし、気もすんだので真面目にベアーズに向かおうとした途端、荷物を積んでいるキャリーのタイヤが外れた。こんなとこで、工具も無しに。
タタリである。神様は見ていたのだ。タタリは最も効果的に僕に落ちた。とにかく移動をタクシーに変えてベアーズに到着。荷物は黒瀬さんが助けてくれて地元の有名な雑居ビルで他愛もない、大事な話をした。
今まで黒瀬さんと長時間話した事はなかったがなんの不安もなかったし
楽しかった。見ているとこは見ている人なので面白い。
夜中になり見送ってもらいながら夜はギューンカセットに泊めて頂いた。かねてからここでゆっくりギターを弾きたいと思っていたので小1時間程エレキギターをアンプに繋がず弾いていた。眠るその直前まで。この練習は翌日のライブには全く還元されなかった。
ストーリー
陰湿なビルの地下から出てみると、
まぶたでは保護できない青空から
光線が降り注いでいた。
大抵は西へ東へ、1日の義務を片付けようと急ぐ人達でうんざりする光景が広がるはずだが、祝日らしく見通しが良い。信号の反対側までよく見える。陽気に照らされて、傷ついている街路樹でさえも力強く生命を見せつけては、緑を叫んでいた。
その日の朝に仕事が終わり、このまま河川敷で友人達とバーベキューをする予定であった僕は、かねてからの約束通りの時間にかかってきた電話が嬉しかった。
今日一緒に過ごす連中について、詳細は濁しますがいわゆる普段の生活とは無関係で、色々な人が来る予定。久しぶりの旧交を確認し、励ましあい、涙ながらに暖めあい、育むのでしょう。
そんな中、事前に連絡を取っていた人からの着信である。
出会った頃は18歳で、現在は20歳になったとか。そんなに古くない友人なのです。
まず、最初からインパクトの塊だった。
とても頭の回転が速い人で1つの事をやるのに誰よりも手が早かった。
集団で話してる時も1人、突拍子もない話題で話しかけてくるし相手が応える頃にはもう別の話になっている。それでいてそのキレイな容姿からか何なのか、人に愛されるのである。
当時は被告として裁判中だった。いや、個人的な事なのでまたしても詳細は濁しますが、反射的にやり過ぎてしまったようです。本人は困ったように教えてくれたが事実であればかなり残虐かと思われますが、、、
笑ってしまった。
後から他人に聞いたのだけど
土地柄か、実家がとても怖い家だとか、、、
何にでも興味ありそうで何にも興味が無さそうなそうなその子は何故だか歳が倍近く離れた僕に懐いてくれて、遊んでくれるのだが小さな僕は内心それが誇らしい。
とまれ、移り気で約束も平気で破りそうなその人が律儀に電話してきたので嬉しい。朝の10時に2時間かかるところからちゃんと来てくれて少し意外だったけど。
取り止めも無く、皆でバーベキューを愉しみ、今は会社を経営しているとの事でその子が幾分礼儀正しくなっていた事を皆で笑ったり。
帰りは反対方向に1時間かかる僕の家まで送ってくれてありがとう。
購入した時にはキレイだったBMWがあちこち凹んでいて、僕は苦笑いしてしまいましたけども。
関係ないけど
東京にでも引っ越したいなあと思っている。