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後からついて来るんですね。


適当に選んで、自分の唇に乗せたい言葉だけ選んで歌っていると


後から言葉が体を成して来るんです。


自分の唇とか言ってると自己愛が強いように思うけど、「あの人」の唇を想像している。「あの人」って誰だろ?成りたい自分でもないし、、

存在もしてないけど空想でもない。


昨日はlowell ribermanのフルート協奏曲を聴いていた。盤を持ってないので欲しい。なんかプロコフィエフに通じたので調べてみよう。


よくある病で数年間クラッシックばかり聴いていたけど悪い事でもない気がします。

物によったら数百年前のダンスミュージックだし。

なんかまとまらないだらだらとした日記。





長浜ラーメン

2.3先の駅近くにある長浜ラーメンという赤暖簾が気になった。


もちろんそこは長浜ではないし、隣県の方が近い。いやもう隣県扱いしてますよ、たまに。結構な田舎。


ついに機会を得た僕は、すわ、とその赤暖簾を目指した牛である。


途中、海岸線を通るのだが陽射しが美しく大変気持ちの良い祝日であった。

左手には整骨院本日開院、本日のみ治療無料と手書きで書いてあり色々アウトな4坪ほどの丸太小屋が見えた。見てない。忘れよう。


目的の赤暖簾をくぐると、完璧だった。

テーブルにはもう10数年はその席に居座っていそうなおじいさん、打ちっ放しの床とカウンター、と昼なのになんか暗い店内。切り盛りしているおばさん3人。割と間を空けずに入ってくるお客さんなど。


セルフ・サービスの水を手に取ると横の漫画棚に目がいった。

火の鳥」が揃っている、いやいやラーメン片手にささっと読めるような漫画じゃないでしょこれ。


あれか?ラーメン道みたいなものがあって輪廻転生となんか関係あんのか?いや、ただそこにあるだけか。


ラーメンを頼もうとしたけれど、是非に、という具合に高菜ラーメンが推奨されていたのでそちらにした。


テーブルに座っていた小学生達の替え玉を呼ぶ声、世間は連休中なのです。


程なくして高菜ラーメンが届いた。

これは、、、とてつもなく臭い。

表面もラードの透明な層が分厚く横たわっている。


当たりだ!と思いました。

すみません、度が過ぎたものが好きなんです。とてつもなく辛いものや、強力なアルコール。ものすごく早い音楽や、ほとんど聞こえない声。あの、圧倒的に蹂躙される感じ。

もちろん普段からそれは選ばないが

ここにまたノックアウトされたい時の為の選択肢が増えたと思った。


勢いあまり、替え玉を頼んだが4分?くらい来なかった。手違いがあったので謝られた。ラーメンは冷めてしまったが別に良い。手違いも知ってたし。

会計の時に、実は高菜が足りなかったから50円マケますときた。

500円+替え玉100円で600円のはずだったがレジで別のおばちゃんに700円取られた。正規の値段より高くなった。なんかクラクラして、望みどおりノックアウトされた。





役割り。けど

大きくてキレイなものが見たい、と思い立ち、2人くらいで桜の名所を訪れた。隣県にあるそこはとても美しく圧倒的だそうだ。


道中、旧城下町によって名物のカレーパンを食べたり、まだ季節にない鮎の看板に思いを馳せた。早く六月になればいいなと思ったがそれでは桜が無くなってしまうのでお行儀良く、順に楽しもうと思います。

など。


もうここで良いではないか、と思うほどの咲き方をしていて僕は溜め息が出る程感動しました。


いえいえ、それはなりませぬ。私は行くのです。


途中幾度と無く素敵な風景に時間を奪われた。もしくは捧げた。


目的地に到着してみると断崖絶壁の麓の道路から見上げる格好で息を飲んだ。暴力的なまでに美しいのです。ずっと見上げていました。

多分口も開いてたと思う。よくわかんないけど何だか傷ついてしまって

オレは生涯、感傷的でいるんだなと思い知りました。

日本海VS太平洋2

もう自由でいるのもイヤになってきた。


街に行こうと思い、大きな駅に着いた。そこは昔、映画でみた事のあるロケ地だった。


揺らめき高く燃え上がる明かり、巨大な暴君、黒檀の様な肌と空を裂く光線がここをぶっ飛ばしたのだ。


そう言えばずっと何も食べていなかったので懐かしさも手伝い、冷凍みかんを食べた。選択ミスだったけど美味しかった。トゥー・マッチだよ君。


今までと逆の事をしようと思った。何が逆かわからなかったのでゲームセンターに行った。ゲームはしなかったが、良い感じに心がすさみを取り戻した。旅行に出た原動力を取り戻したのでまた、放浪まがいを続ける事にした。


やっと携帯電話を使う気になったので現地の知り合いに連絡をとって遊んでもらった。人が人を呼び3人でカラオケに行った。今までと逆?の事をやりたかったのでこの提案は大変嬉しかった。

夜も遅くなり泊めてくれそうだったが、解散して今度は公園のベンチで寝た。


何となく、明日帰ろうかなと思った。余り放浪的なものは好きでないし、下手だから。


午前中に銭湯を見つける事が出来たので利用したが何1つさっぱりしなかった。とても良い庶民的な銭湯。いつだって良くないのは俺のせいだ。それと銭湯の場所を教えてくれたおばあさんはとても親切でなんか心が晴れた。嬉しかった。とても感じの良いクソババアだった。


昨日の友達とまた少し会って話をし、帰る事を告げた俺は太平洋側の電車に出来るだけ遠回りして乗って家を目指した。造船所がオレを燃やした。


最終的に、僕が住む街へ時速300㎞で突き刺さった。


何も得ることが無く、何も失う事も捨てる事も出来ない、いつもの日常だった。どこでも良かったし多分家でもよかった。